嘘を見破る

できることなら、相手の嘘を見破ってその本音が知りたい。知りたくない?まあどっちでもいいです。嘘をついている時は本当のことを言っているのではなく「嘘をついている」のだから、何かしらの所作が必ずどこかに表れる。

  その理由はどうであれ、嘘をつく時に自分の思いや感情、あるいは事実とは別の事を話したり態度で示そうとする。その際、自分の心や事実と示す態度が異なるため、一部の人(虚言癖や心の病から嘘をつく人など)を除いて緊張状態になる。他にも個人の考え方によって「嘘をついてはいけない」とか「バレてはいけない」とか思えば、さらに心は緊張してしまう。また、平静を装って自然に振舞おうとしても、結局それは「自然に振舞う」という演技だから、相当演技が上手な人(嘘をつき慣れている人)以外は不自然な態度になる。その辺りをつぶさに観察することで、嘘を見破ることはある程度できるようになる。

具体的なサインを挙げる(あくまでも僕の今までの経験による判断材料だからその点は悪しからず)。

身体に出るサイン
・全体的に落ち着きがなく、そわそわする
・貧乏ゆすりや足を良く動かす
・手をポケットに入れたり後ろで組むなどして隠す
・鼻や口などの顔のパーツや髪の毛を良く触る
・息遣いが早くなったり汗をかく
・喋る時に口元を手で隠す

顔(表情)に出るサイン
・瞬きが増える
・目に落ち着きがない(目が泳ぐ)
・視線をそらす(特に男性)、女性は視線を必要以上に合わせる
・目が笑っていない等、感情表現が口元に限られる
・顔が引きつったり、左右の表情に違いが出る
・笑い顔から急に真顔になる等、表情が突然元に戻る
・感情を表す表情の変化が言葉より後になる(「嬉しい」と言ってから笑う等)
・言葉と表情に差異や矛盾がある(「今すごく楽しい」と真顔で言う等)

声と言葉に出るサイン
・声のトーンが高くなる(声がうわずる)
・普段より早口になる
・「あの」「その」「えーと」等が普段より多い
・返事が短くタイミングも早くなる
・同じ単語が何度も出てくる
・言葉を省略する、やたらと説明を加える

態度や言動に出るサイン
・普段良く喋る人が無口に、普段喋らない人が饒舌になる
・感情表現が普段よりオーバーになる
・相槌や頷きが普段より多く、オーバーになる
・笑う部分でなくてもへらへら笑う
・相手との距離をとりたがる(普段より距離が遠くなる)
・相手と自分との間に何か物(コップや本等)を置きたがる
・2択のような単純明快な回答を求められると回りくどく説明して回答を濁す

 

これらの特徴は傾向だから、もちろん個人差はある。でも、よく知っている相手であれば「普段とどこかがちょっと違う」みたいな印象の変化はわかる...かもしれない。

  一般に相手の嘘を見抜くのは男性よりも女性の方が得意だと言われているけど、これは本当のように思う。男性が会話の言葉そのものを意識するのに対して、女性は言葉以上に相手の声のトーンや表情のような非言語コミュニケーションを意識している印象がある。だから、ここで紹介したようなちょっとした態度の変化や不自然さを敏感に感じ取れる女性はやっぱり嘘を見抜けるスキルがデフォで鍛えられているのだろう。

  まあただ、自分を気遣って相手が嘘をついてくれていたということを知ってしまえば、かえってがっかりすることが多い。真実や正直が正義で嘘は悪だと言う観念が強い人は、相手の嘘を暴こうとしない方が幸せかもしれない。

嘘も方便と言うしな。

 

 ---------------

6/28 9:23