今行きたい国。次行きたい国。

  以前、旅行に必要なのは「金と時間とノリと勢い」、と言った。「金」は旅行費用もろもろ。航空券代金、宿泊費、移動費、食費、お土産代とか。「時間」は要はお休み。休暇。僕は旅行に行くとき、少なくとも飛行機の移動時間の倍以上は現地で遊んでいたい。例えばこの前行った石垣島は片道5時間かかる。往復で10時間、約半日。だから少なくとも丸一日は石垣島で遊べないと行きたくない。行先が遠くなればなるほど渡航時間も長くなるし乗り継ぎも多くなるから悩みどころなんだよね。「ノリ」と「勢い」は似ているようでちょっと違う。「ノリ」は楽しむ気持ち。次はどこに行こうかな、ここが気になるから見に行きたいなとか、あの食べ物がおいしそうだから行ってみたいなとかっていう逸る気持ち。「勢い」はもうそのまま勢い。欲望ともいう。行先を決めるときはいつもエイヤッここに決めた!っていう勢いで決めてる。旅行中もあっこれ気になるからやっちゃおう!とか、あの人綺麗だから声かけてみようっていう勢い。これらの条件というか要素が上手いこと合致するとよし行こう!ってなる。

  ただ一つ悩みがあって、僕は旅行にいつでも行けるけど行先は僕を待ってはくれないということ。例えばキューバカリブ海の美しい海に浮かんだあの島国はあと10年しないうちにアメリカに統合する。絶対する。そうなると社会主義国家時代の名残は一切合切なくなってしまうし、移民も沢山入るだろうしレトロカーが走るタイムスリップしたような街並みも消えてしまうだろう。そうなる前に行かなくちゃ。

  僕が4年?5年?くらい前に行ったカンボジアもそう。あの時はまだアンコール群域内も街中も整備されてなくて、道路はアスファルトじゃなくて土だから雨が降るとベッショベショのドロドロで車なんか絶対走れなくなるし、日中はずーっと停電していて夜の9時から朝の4時頃までしか電気が使えないし、観光客はまちまちで観光客向けの出店や施設も少なかった。でも今はどんどんインフラ整備も観光開発も進んで道路は綺麗なアスファルトでアンコール域内も道ができているし電気は通ってるし喉が渇けば出店で冷たいミネラルウォーターが買える。買えてしまうのだ。

  開発されて整備されて観光客がいっぱい訪れるようになってたくさんお金を落としてくれて現地の人にお金が回るようになる。とても良いこと。でも、ちょっと前まで見えていた停電で真っ暗な夜中に見える美しい星空はイルミネーションと夜通し観光客向けに営業している飲み屋の喧騒で掻き消された。クソ暑いアンコール群で子供から買った常温の水を木陰で飲んだ。ただの水がこんなに美味しいものかと感激した。が、今は世界遺産の真横に出店が出ていていつでもキンキンに冷えたコーラもビールも飲める。とても良いことなんだけど、何もかもある場所に行っても面白くない。何もないからいいこともある。だから僕はハワイとかグアムみたいに完成された観光地には行きたがらない。だっていつでも行けるじゃん、たとえ80歳のジジイになったって楽しめるよ。ハワイなら。グアムなら。でも、今の東南アジア、いわゆる途上国と呼ばれる国には今しか行けない。途上国なのは今だけだし、ちょっと無理した日程でも満喫できるのは今の若いうちだけだよ。今の東南アジアはあと数年で変わる。10年後には全く別物になる。断言できる。行けば分かる。金と時間とノリと勢いがあるなら絶対に行った方がいい。

  ラオスは4,5年前に訪れたカンボジアより整備も開発もされていなかった。また行きたい。カンボジアも、もう変わってしまったけどもう一度行きたい。ドバイは何にもない砂漠に完璧に整備された高速道路と高層ビルが立ち並ぶ開発度合いが0か100しかない異様な国だった。もう一度行きたい。キューバもそう。アメリカになる前に行きたい。あと、この先何回でも行くんだろうなあっていうのがモニュメントバレー。美しすぎる。朝焼け、夕焼け、星空。一日中見ていても飽きなかった。丸二日モニュメントバレーの近くにあるthe viewっていうホテルに泊まっていたけど、何日でも何か月でも居ていたいくらいだった。また行かなくちゃ。

  でも、まずは5大陸に足を運びたい。南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパがまだだ。南アメリカならアルゼンチンに行きたい。氷河とアコンカグアイグアスの滝を見て、チョリパンとアサードを食べて、美人とタンゴを踊りたい。アフリカはエジプトにピラミッドを見に行って、イスラム圏のマックを食べて、南アフリカ喜望峰で野生のペンギンと会ってみたい。見た目が超好みな中東系の美人と出会いたい。ヨーロッパは、色々行きたいよね。うん。多すぎてパッと出てこないわ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5/24 15:39

 次はどこに行こうか。嬉しい悩みだなあ。